都心から車を飛ばして1時間。東京にもキャンプができる山はある。2/26焚火会
都心から車を飛ばして1時間。東京にもキャンプができる山はある。
駐車場から荷物をかついで山道をいくと市街地が一望できる。今日の焚火会はこの眺めを背景に開催される。
今回も様々な年齢層の男女が集っている。
焚火会というくくりだけで集まってくるので職業も年齢も生活スタイルも多彩である。異業種交流をしたり、焚火やキャンプの雰囲気を味わいにきたり、その目的は各自それぞれ。そしてこの焚火会をきっかけに別途開催されるTomoのキャンプ教室に本格的に参加する人もいる。
20年来バイクでキャンプに行く彼は超軽装備で行く様子を語り、キャンプはしたいけどやり方がわからない彼女は今日は雰囲気を味わいに来た。薪をくべる役を買って出た彼は夢中になって火をコントロールしている。災害時対策に興味を持って参加した彼女はTomoにいろいろアドバイスを受けている。
風が強いので追加のタープで風避けを作るTomoの周りには自然とメンズが集まり、ペグを打ち込み素早く器用にロープで幕を張る様子を観察している。彼が主催する焚火会は火を囲んで軽食をつまむだけでなく、彼の技術を目の前で見る絶好のチャンスでもある。
今回Tomoが腕を振るったのは絶品鍋。個性的な鍋つゆに野菜と肉をダッチオーブンというキャンプ用の鍋に豪快に入れ、焚火の火で加熱していく。ワイルド感満載である。薪の火力に負けないボディと保温力に優れたダッチオーブンはブッシュクラフトには欠かせない。
絶品鍋に舌を唸らせる人、無心で焚火に薪をくべる人、Tomoにキャンプのコツを教わる人、災害時どうすればいいか質問してくる人などみんな思い思いに時間を過ごしている。
Tomoは災害時に生き延びるためにどうするかを常に考え、単なるレジャーのキャンプではなく災害時の訓練を意識したブッシュクラフトをしている。いざと言う時に停電で何もできない、ライターが無いから火をつけられない、道具があっても上手く使えない、そんなことにならないよう「常に備えよ」が彼のポリシーである。