仏教アカデミー2022春
~時を越え《響く》メッセージ~
第4回
「過去から未来へ、流れる生命の響き」
『方丈記』の書き出しは大変有名ですが、それと共通する内容を、『徒然草』では更に強い調子で訴えています。
「生・住・異・滅の移りかはる、実の大事は、たけき河のみなぎり流るるが如し。しばしもとどこほらず、ただちに行ひゆくものなり。┅
春暮れて後、夏になり、夏果てて、秋の来るにはあらず。春はやがて夏の気を催し、夏より既に秋は通ひ、秋は即ち寒くなり、┅
生・老・病・死の移り来る事、また、これに過ぎたり。四季は、なほ、定まれる序あり。死期は序を待たず。死は、前よりしも来らず。かねて後に迫れり」
(内容)
○まことの大事とは
○因果の道理について
○本当の私とは何か