シャトルの選び方って意外と奥深い？ 知られざるシャトルの世界

皆さん、バドミントン楽しんでますか？ 今回は、プレーに欠かせない「シャトル」についてお話ししたいと思います。ラケットやシューズに比べると、シャトルってあまり意識しないかもしれませんね。でも、実はシャトルの種類や選び方って、プレーの質に大きく影響するんですよ。 まず、シャトルの素材。大きく分けて「水鳥羽根」と「ナイロン羽根」があります。一般的に、試合で使われるのは水鳥羽根のシャトル。ガチョウやアヒルの羽根が使われていて、打球感が良く、コントロールしやすいのが特徴です。その分、値段は高めで、耐久性もナイロンに比べると少し劣ります。練習で使う場合は、安価で耐久性の高いナイロンシャトルや、水鳥の中でもアヒル羽根のものを選ぶことが多いですね。ナイロンは壊れにくいので、初心者の方や、とにかくたくさん打ちたい練習には最適です。 次に、シャトルに書いてある「番号」って気にしたことありますか？ 2番、3番、4番…といった数字が印字されているのを見かけるはずです。これは、シャトルの「スピード」を表しています。数字が小さいほどシャトルはゆっくり飛び、大きいほど速く飛びます。このスピードは、体育館の室温や湿度によって変わるんです。例えば、夏場や冷暖房の効いていない体育館だと空気が重くなりシャトルが飛ばないので、速く飛ぶ番号（4番や5番）を使ったりします。逆に冬場や冷暖房で乾燥している場所だとシャトルがよく飛ぶので、遅い番号（2番や3番）を選ぶのが一般的です。これ、知らないと「あれ？今日のシャトルめっちゃ飛ぶな！」とか「全然飛ばない！」ってなっちゃう原因だったりします。 シャトルは消耗品です。羽根が折れたり、コルクが潰れたりして、あっという間に使えなくなります。特に水鳥シャトルは、質の良いものほど繊細で、ワンゲームでダメになることもざらです。このコストが、バドミントンの悩みの種の一つでもありますよね。 でも、ちょっと良いシャトルを使ってみると、打球感が全然違って、プレーがもっと楽しくなるはずです。次の練習やゲームの時に、ぜひシャトルの素材や番号にも注目してみてください。きっと、いつものバドミントンが、また一歩奥深く、面白く感じられるはずですよ！