バドミントンの練習、スイッチONの瞬間
体育館に足を踏み入れると、あの独特のシャトルの打音やシューズのスキール音が聞こえてくる。そう、今日もバドミントンの練習が始まる時間です。皆さんは、いざラケットを握る前に、どんな準備をしていますか? もちろん、怪我の予防のためのウォーミングアップは必須。軽く体を動かしたり、ストレッチをしたり。でも、それだけじゃない、もう一歩踏み込んだ「スイッチONの儀式」ってありますよね。 僕の場合、まずはラケットを握って、ガットの張り具合を指で確かめるんです。特にこだわりのガットじゃなくても、この一瞬で「今日はこのラケットで戦うんだな」と、なんだか相棒に語りかけるような気持ちになります。グリップの巻き具合もチェックして、手に馴染むか確認。シャトルを数個手に取って、羽根の向きや重さを感じてみるのも好きです。このわずかな時間で、気分はもうバドミントンモード全開。 そして、コートに入る直前には、今日の練習で意識することを軽く頭に描きます。漠然と「頑張ろう」ではなく、「今日はクリアの精度を上げるぞ」とか、「レシーブの体勢を低く保つ」とか。具体的な目標を持つことで、漫然とシャトルを打つのではなく、一つ一つのショットに意識が宿る気がするんです。小さな目標でも、意識して達成できると、それが自信になって次のプレーに繋がる。 こんなちょっとした準備や心構えが、日々の練習の質をぐっと高めてくれると僕は信じています。まるで儀式のように、自分だけのスイッチONの瞬間を大切にしてみませんか? きっと、いつもの練習が、もっと充実したものに変わるはずです。