派手さはないけど、基礎練がやっぱり大事って話

バドミントンって、シャトルをスマッシュしたり、トリッキーなショットを決めたり、華やかなイメージがありますよね。実際に試合でナイスショットが決まった瞬間は最高に気持ちいい。でも、いざ自分がプレイしてみると、「あれ、なんか上手くいかないな」「なんであんなに打てないんだろう」って思うこと、ありませんか？ 僕も最初はそうでした。とにかく試合形式の練習ばかりしたがるタイプ。基礎打ちとかフットワークとか、地味な練習は正直あんまり好きじゃなかったんです。早く試合がしたい！って気持ちが強くて。でも、ある日、上級者の人たちのプレイを見ていて気づいたんです。あの人たち、とんでもないスマッシュを打つ前に、ものすごく安定したクリアやレシーブを返してるって。そして、その動きがめちゃくちゃスムーズだって。 そこから、ちょっとだけ考え方を変えて、基礎練にも目を向けるようになりました。素振り一つとっても、ただ振るんじゃなくて、どこに意識を置くか。フットワークも、漫然と動くのではなく、一歩目の踏み出しや戻りの速さを意識する。最初は「本当にこれで強くなるのか？」って半信半疑でしたけど、続けているうちに少しずつ変化を感じるようになりました。 まず、ショットの安定性が格段に上がったんです。変なミスが減るし、ちゃんと狙ったところに返せるようになる。それに、フットワークがスムーズになることで、疲れにくくもなりました。結果的に、以前よりもラリーが続くようになり、自然と自信もついてきたんです。派手な練習じゃないけれど、地味な基礎練習こそ、バドミントンを長く、そして楽しく続けるための土台なんだと、今はつくづく感じています。 もし今、ちょっと伸び悩んでるなと感じているなら、一度、基礎練に立ち返ってみるのはどうでしょうか。一日10分でも、シャトルを打たなくても、きっと何か変わるはずですよ。