シャトルに人生を乗せて、あの頃の私と再会する

最近、ふと昔通っていたバドミントンのクラブのことを思い出した。社会人になってから始めたんだけど、あの頃は本当に夢中だったな。 仕事終わりの疲れた体を引きずって体育館に駆け込み、先輩や同期と汗を流す。ラリーが続いた時の爽快感、スマッシュが決まった時の達成感。全部、鮮明に覚えている。何より、バドミントンを通してできた仲間たちの存在が大きかった。練習後はみんなで近くの居酒屋に行って、くだらない話で笑い転げた。仕事の愚痴を言い合ったり、恋愛相談をしたり。あの頃の私は、バドミントンがあるから毎日頑張れたんだと思う。 今はなかなか時間が取れないけれど、たまにテレビで試合を見ると、あの頃の熱い気持ちが蘇ってくる。プロ選手の華麗なプレーを見るたびに、自分もまたあのコートに立ちたいな、なんて思う。ガットの張り替えをしながら、次は何を目標にしようかな、なんて想像したり。 もしかしたら、またあのクラブに戻ってみるのもいいかもしれない。新しい仲間と出会って、またあの頃のように夢中になれるかな。シャトルを追いかけることで、きっとあの頃の自分にもう一度出会える気がするんだ。