シャトルの意外な一面、試合を左右する影の立役者
バドミントンって、ラケットや選手の動きに目が行きがちだけど、実はシャトルってすごく奥が深いって知ってた? あの軽やかな弧を描いてコートを駆け巡るシャトル、実はひとつひとつ手作りだって話もあるんだ。鳥の羽を丁寧に束ねて、コルクの台座に固定する。熟練の職人さんの技が光る、まさに芸術品だね。 そして、シャトルの飛び方。これがまた面白い。順回転と逆回転で全然違う軌道を描くから、相手を翻弄できる。スマッシュの速さもすごいけど、ヘアピンの繊細なタッチもシャトルの特性を活かした技だよね。 練習でも、シャトルをしっかり見ることが大事だってよく言われるけど、あれは単にボールを追うっていうだけじゃなくて、シャトルの微妙な変化を感じ取る練習なんだと思う。風の影響を受けやすいから、体育館の空調でも飛び方が変わったりする。そんな条件を読み切って、自分のものにするのが上級者ってもんだ。 大会になると、さらにシャトルへの意識は高まる。大会によって指定されるシャトルが違うこともあるから、そのシャトルに慣れることが勝敗を分けることもあるとか。プロ選手が試合前にシャトルを打ちまくってる映像を見たことあるけど、あれは単なるウォーミングアップじゃなくて、その日のシャトルとの対話なんだろうな。 意外と地味な存在かもしれないけど、シャトルなくしてバドミントンは始まらない。次にコートに立つときは、シャトルにもちょっとだけ注目してみてほしい。きっと新しい発見があるはずだから。
