シャトルの謎:なぜあんなに曲がるのか?

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バドミントンって、あの独特なシャトルの軌道が面白いですよね。まっすぐ飛んでるかと思いきや、急にカーブしたり、急降下したり。あれ、一体どういう仕組みなんでしょうか。 実は、シャトルのあの動きには、科学的な理由があるんです。まず、シャトルは羽根とコルクでできています。羽根の部分は、空気をたくさん受ける「抵抗が大きい」構造になっています。一方、コルクは「抵抗が小さい」部分です。この違いが、シャトルの軌道に大きく影響するんです。 ラケットで打たれたシャトルは、最初は勢いよくまっすぐ飛びます。でも、羽根の部分が空気抵抗を大きく受けるため、すぐにスピードが落ちて、コルクの部分が前に出てくるように回転しながら進みます。この回転と、羽根の抵抗のおかげで、シャトルは自然と空中で姿勢を変え、急に落ちたり、カーブしたりするんですね。 さらに、羽根の向きも重要です。羽根は一定の方向に揃っているため、空気の流れが偏り、揚力(上に持ち上げる力)や抗力(動きを妨げる力)が複雑に作用します。これが、あの予測不能な軌道を生み出す秘密なんです。 だから、バドミントンでシャトルを正確にコントロールするのは、実はすごく難しいこと。相手の意表を突くスマッシュやクリアも、このシャトルの特性を理解しているからこそできる技なんですね。次にプレーするときは、ぜひシャトルの不思議な飛び方を意識してみてください。きっと、もっとバドミントンが面白くなるはずですよ。