シャトルに込められたドラマ、体育館の片隅で

【いつも満員】ほぼ毎日@東京 ☆東京バド☆
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バドミントンって、ラケットを振るだけじゃないんですよね。あのちっちゃいシャトル一つに、色んなドラマが詰まってるなって、最近よく思うんです。 この前、練習中にすごく調子のいい人がいて、もう、ポンポン決まるんです。でも、試合になると、相手のプレッシャーもあってか、凡ミス連発。悔しそうにラケットを握りしめる姿を見て、「あー、シャトルって、その人のメンタルも映し出すんだな」って。逆に、普段はミスが多いのに、ここぞという場面で、まるで神がかったような一打を放つ人もいる。あのシャトルが、その人の努力や、その瞬間の集中力を物語っているようで、見てるこっちもドキドキするんですよね。 特に、ダブルスなんかは顕著ですよね。パートナーとの息が合ってる時は、シャトルはまるで二人を繋ぐ糸みたいに、スムーズに、そして力強く相手コートに飛んでいく。でも、ちょっとでもズレが生じると、シャトルはあらぬ方向へ飛んでいったり、ネットにかかったり。あのシャトルの軌道一つで、二人の関係性まで見えてくるような気がするんです。言葉はなくても、シャトルを通して、お互いを信頼しているか、一生懸命になってくれているかが伝わってくる。 だから、私はコートでシャトルを打つ時、ただ打ち返すだけじゃなくて、そのシャトルに色んな気持ちを込めるようにしてるんです。感謝の気持ち、悔しさ、喜び、そして仲間へのエール。体育館の空気に溶けていくシャトルは、きっとそんな色んなドラマを乗せて、また次のプレーヤーのもとへ運ばれていくんだろうな。そう考えると、バドミントンって、やっぱり奥深いスポーツだなあって、つくづく思います。